<防災> 津波でんでんことは

 津波被害が多い三陸地方で
「津波起きたら命てんでんこだ」と伝えられてきたそうです。
 これは「津波が起きたら家族が一緒にいなくても気にせず、
てんでばらばらに高所に逃げ、まずは自分の命を守れ」
という意味です


これは自分だけ助かれば良いのではなく
深い意味があります

事前に家族でよく話し合っているからこそ信頼し
まずは自分の命を自分で守れ

それにより、周りも助けることになる

実際に、東日本大震災では中学生が一番に行動し
それに、小学生たちをサポートし
避難したそうです




「津波てんでんこ」の 4つの意味
(参照 https://www.jsnds.org/ssk/ssk_31_1_35.pdf
第1の意味―自助原則の強調(「自分 の命は自分で守る」)
第2の意味 ―他者避難の促進(「我が ためのみにあらず」)
「釜石の奇跡」 を支えた避難の3原則の一つは,「率先避難者 たれ」であった。「率先避難者」が,現代版の「て んでんこ」に相当することは,釜石の事例に関す る片田氏自身による下記の発言からもわかる。
「...(前略)...『まず,君がいちばんに逃げろ』と 語っています。子どもたちは躊躇します。そこで こう説明するのです。『君が自分の命を守り抜くこ とが,周りの命を助けることになる』
第3の意味―相互信頼の事前醸成
4の意味―生存者の自責感の低減 (亡くなった人からのメッセージ)