<防災> 『災害時の栄養活動』講座を受講しました





講座『災害時の栄養活動』

2020.12月、過去の災害時に現地入りした栄養士さんの講座を受講しました。過去の災害時において、栄養のバランスが悪く体調不良が問題になりました。災害時の食は改善を重ねられていますが、栄養を意識した食品備蓄は、自宅で行うことが必要と思います。


災害時に発生する栄養問題

たとえば、栄養バランスがくずれると下記のような問題が起きます

・野菜不足による、体調不良や便秘

・タンパク質不足による、体力、筋力の低下

・塩分取りすぎによる、高血圧


その他にも配慮が必要です

・アレルギー対策

・嚥下困難者対策

・乳幼児対策

・慢性疾患対策(糖尿病、高血圧など

避難生活長期化による肥満、便秘、口内炎、食欲不振、感染症予防、エコノミーク ラス症候群予防、熱中症 など


『食事』はさまざまな配慮が必要です。自分のことは自分で守れる準備をしましょう。

他の方とは違う味付けやレシピが必要な場合、同じ鍋で一緒に作れるポリCOOKはおすすめです。


災害発生後から時系列で食事を考える

フェーズ0:災害発生〜24時間以内

フェーズ1:72時間以内(エネルギー確保する食事

フェーズ2:4日目〜1ヶ月(タンパク質、ビタミン、ミネラルの摂取

フェーズ3:1ヶ月以降

災害時にTVで『72時間』という数字をよく聞きませんか?72時間は人命救助が優先です。そのため、避難所では最初の72時間=3日間はエネルギー確保する食事を最優先に考えてます。それ以降は、タンパク質、ビタミン、ミネラルの摂取を意識します。可能であれば、72時間を待たずに早めにバランスを考慮した食事がのぞましいとは思います。



避難所における栄養のめやす

熊本地震に係る栄養改善・食事支援について

https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/13-1_1.pdf

厚生労働省 健康局健康課栄養指導より

https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/14_1.pdf

栄養士さん向けの資料です。一般人には意識しづらいのですが、主食、主菜、副菜と考えるとわかりやすくなります)

・エネルギー 1,800〜2,000Kcal

・タンパク質 55g以上

・ビタミンB1  0.9mg以上

・ビタミンB2 1.0mg以上

・ビタミンC 90mg以上

対象者に応じて配慮する栄養素

・カルシウム

・ビタミンA

・鉄

・ナトリウム(食塩)


今回の講座を受講した感想


災害時に食事の栄養バランスは自分で守ろう〜!と改めて思います


栄養バランスは、一般の私たちには、『主食』『主菜』『副菜』で考えるとわかりやすいです。普段から、バランスのとれた食事をこころがけていたら、防災備蓄は普段食べているものを多く持つだけでも揃います。冷蔵庫を整理して3日間食べれるようにする。

備蓄を単品で食べるのではなく『組み合わせる』ことにより、バランスが整います。



●すぐにできること

・普段から栄養バランスと考える


・冷蔵庫の中身で3日間は食べれるようにする


・解凍すれば食べられる食品(パン、常備菜など)を冷凍しておく


・在宅避難ができるように家を整える




在宅避難に役立つポリCOOK


・カセットコンロとボンベは備えましょう

・ボンベは強火で1時間使えます→1日1本は備蓄

・水と米があれば、ご飯が炊けます→レシピ https://cookpad.com/recipe/5128851


ご依頼・ご相談はお気軽にどうぞ

・お片付け講座
・料理講座(ポリCOOK、味噌玉)
・防災講座(親子防災、企業、自治体、マンション防災など)
単なる料理法を教える講座ではなく、栄養士、防災士、建築士とネットワークを組みながら、『企業や家庭における「防災意識」の向上』を目指しています。


講座のご案内は公式LineとHPで行っています

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